シャクヤク

5月は芍薬の季節でもあります。

芍薬と言えば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉がすぐ浮かんで来ます。

美しい女性の立ち居振る舞いを花に例えて形容する言葉というのが、第一義です。

他に諸説があるようなので、少し紹介します。

牡丹

芍薬は、スラリと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、牡丹は枝分かれして横向きの枝に花をつける。

百合は風を受けて揺れるさまが美しい。

これらのことから、芍薬は立って見るのが一番美しく、牡丹は座って見るのが一番美しく、百合は歩いて見るのが一番美しいという節もあります。

テッポウユリ

また、漢方薬の世界での解釈もあります。

イラ立ちやすい女性は芍薬の根を、座り勝ちの女性は牡丹の根と皮を、フラフラ歩く女性は百合の根が効くとされ、実際に応用されているそうです。

まあ、それほどに、歴史的に芍薬、牡丹、百合は注目されてきた、ということですね!