
オリーブは、とても人気のある樹です。
イタリアンレストランの店先に、よくテラコッタ製の鉢に植わっていますよね。
でも、実がついているのは、中々見ないです。
実はオリーブは、自家不結実性といって、自家受粉しません。
一つの種類のみでは、花が咲いても実がならないのです。
ですから、オリーブに実をつけるには、2種類以上の品種を身近に置く必要があります。
また、オリーブの花が咲く時期がずれると受粉しませんので、
なるべく同じ時期に咲く種類を選びます。
比較的手に入りやすい品種ですと、
「マンザニロ」→「ルッカ」→「ネバティロ・ブランコ」→「ミッション」の順に咲きます。
マンザニロ×ルッカ、ルッカ×ネバティロ・ブランコ、ネバティロ・ブランコ×ミッション、というような選び方をします。
実をつけるためには、花が咲かないといけませんね。
オリーブを日当たりの良い、風通しの良いところに置く。
有機質の肥料を与える。
冬の寒さに当てないと花芽が出来ませんので、10℃以下を10日以上。
オリーブは基本的に、風によって花粉が受粉する風媒花です。
オリーブの開花期間(5月中旬~6月上旬)は4~5日なので、注意深く観察して下さいね。