
シンビジウムは、地面から生える地性ラン。
他の多くのラン、例えばコチョウラン、デンドロビウム、デンファレ、オンシジュームなどは、着生ラン。
着生ランは、樹木に寄生するヤドリギで、元々は熱帯ジャングルの水蒸気で生きています。
シンビジウムは、他の植物同様、地面から生えるので水が好きです。
冬が活動期ですから、冬、水を切らさないようにします。
通常のように、鉢の上から水を上げると、結構しっかり張った根が水をはじいてしまい、水やり効率が悪く、月に何度も水を上げないといけません。
一つ、シンビジュームの水やりにいい方法があります。
それは、バケツに水を入れ、シンビジュームをザブンと鉢のままバケツの水につけるのです。
水の量は、シンビジュームの土の面から上3cm程度。
完全にシンビジュームが浸かるように。
そうすると、土からブクブクと気泡が出てきます。
そしてブクブクの気泡が完全に出終わったら、鉢をバケツから取り上げます。
そうすると、土に完全に水が行きわたります。
そうすれば、月に1回程度のバケツどぼんで事が足ります。
週に2回上から水を上げるより楽で、効果的です。

このバケツどぼん方式は、シクラメンにも適用出来ます。
特に、シクラメンの葉っぱが水が足りなくてヘナった時、
花をひもで縛った上で、バケツどぼんして2時間ぐらい置いておくと、
葉っぱがシャンとして、元通りに甦ります。
試してみて下さいね!