
お彼岸とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間です。
最初の日を「彼岸の入り」といい、最後の日を「彼岸明け」といいます。
今年2025年は、3月17日が彼岸の入り、お中日が20日で春分の日。
国民の祝日になっています。
中日に先祖に感謝し、残りの6日に悟りの境地に達するのに必要な「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。
彼岸とは、三途の川の向こう岸。
悟りの世界。
それに対し、煩悩に満ちたこちらの岸を此岸(しがん)といいます。
太陽が真西に沈むお彼岸のお中日が、西方の彼方にある彼岸に一番近づく日。
その中日にお墓参りに行きます。
お墓に、お花とお線香を備えます。
春のお彼岸には、牡丹の季節であることからぼた餅を、
秋のお彼岸には、萩の季節であることからおはぎを食べます。
ぼた餅はこしあんが基本、おはぎは粒あんが基本です。
お彼岸の期間中は仏壇にお花を切らさないように、
入り前か入りの日に、仏花を買い求めます。