
春は花屋にとって、切り花が一番楽しい季節です。
とりわけ、春咲きの球根植物の花が一斉に店頭に並びます。
その代表格がチューリップ。
春の人気ランキング1位の花。
庭先では今頃から咲き始めますが、チューリップは温室栽培のため例年4月中旬には花屋の店頭から消えてしまいます。

スイートピーも同じです。
スイートピーは春の花の香りのプリンセス。
色によって、微妙に香りが違う。
香りの女王は、フリージャでしょうか。

フリージャの香りは濃厚で強いです。
ここ数年、新人王の座はラナンキュラスでした。

ずっと、人気が上昇していました。
20年ほど前は、ラナンキュラスの花の名前を知っている人は少なかったです。

そしてカンバック賞はアネモネでしょうか。
今年は、八重のアネモネの活躍もあり、昨年の倍以上頑張ってくれました。
そんな春の球根植物の花たちも、4月中旬ぐらいには、一斉に店頭から姿を消します。
寂しい、寂しい、寂しい限りです。
もう残り僅かですが、春の球根植物の切り花を惜しんでくださいませ。