
短日性植物。
秋になると、よく耳にする言葉ですね。
短日性植物とは、日照時間が短くなると花が咲く植物です。
菊が短日性植物なのは有名です。
営利栽培の場合は、菊に電照(夜、電灯で照らす)して、開花をコントロールしています。
特に、秋のお彼岸にむけて、ピッタリと供給したいからです。
天気が悪く曇りの日が多いと、お彼岸前にわっと咲いて来てしまいます。
電照して(日照をながくして)、菊の開花を抑制するのです。

リンドウも短日性植物の代表選手。
秋のお彼岸に、大量に使われます。
リンドウは、主として岩手県や秋田県など東北地方で、主に露地栽培(外の畑で植えている)なので、天候の影響を受けやすい。
天気の悪い日が続くと、8月末から9月初めに咲いてしまい、お彼岸に出荷が少ないと、リンドウの価格が暴騰します。
やや、花屋目線でお話してしまいました。
秋に咲いて来る花は、総じて短日性植物であると言えます。