
写真のサザンクロス。
オーストラリア東部原産のクロウェアという花ですが、これはサザンクロスで名前が通っています。
オーストラリアの花ということで、日本人があこがれるオーストラリア(南半球)でしか見られないサザンクロス(南十字星)と、流通業者が命名しました。
クロウェアよりも、サザンクロスという名前のほうが、売れそうですよね。
でも、サザンクロスという名前は、日本でしか通用しません。

この、初恋草(ハツコイソウ)もそうです。
この花は、もともとレシュノルティアという、オーストラリア南西部のお花。
なじみがない上に、レシュノルティアという本名では売れそうもない。
そこで、流通業者が日本に持って来て売るときに、初恋草にしたのです。
初恋草、ロマンを感じますね。
でもこの初恋草の名前も、日本でのみ通用する名前です。

この、愛のかんざしもそうです。
この花も、オーストラリア原産の、エリカモドキというお花ですが、愛のかんざしとして出回っております。
エリカモドキよりも、愛のかんざしのほうが、少しはいいかな?
でも、命名努力はしましたが、あまり人気があるとは言えないようです。