春は花、夏はグリーン、そして秋は「枝物」が主役です。

枝物は、その個性的な実や葉の移ろい、そしてダイナミックな樹形で、お部屋に一瞬で奥行きと季節感を運んでくれます。

特に「秋らしさ」を演出する上で、その効果は絶大です。

お花屋さんである私たちラクハナが、ご自宅の秋のインテリアを格上げするために「これは外せない!」と断言する、秋の枝物ベスト5をご紹介します。

なぜ秋は「枝物」を使うべきなのか?

枝物には、お花にはない特別な魅力とメリットがあります。

  1. ダイナミックな空間演出: 枝物特有の長さと広がりが、お部屋に立体感と奥行きを生み出します。
  2. 色のグラデーション: 葉や実がゆっくりと色づいていく過程は、生花では表現できない**「秋の移ろい」**を教えてくれます。
  3. 抜群の長持ち: 枝ものは花よりも日持ちがするものが多いため、一度飾ると長く秋の風情を楽しめます。

秋らしさを演出する枝物ベスト5

第1位:紅葉ドウダンツツジ

秋の枝物の王様といえばこれ。緑から赤、オレンジへと移り変わる葉のグラデーションが圧倒的に美しく、一気に空間を秋色に染め上げます。

  • 魅力: 鮮やかな紅葉の色。繊細ながらも存在感のある樹形。
  • 飾り方のヒント: シンプルに大きなガラス瓶に生け、紅葉の色を際立たせるのがおすすめです。和室にも洋室にも合います。

第2位:野バラの実(ローズヒップ)

バラの原種に近い野バラの実。鮮やかな赤やオレンジ色の小さな実が、秋の収穫の喜びと生命力を感じさせます。

  • 魅力: 宝石のような実の美しさ。少しワイルドでナチュラルな枝ぶり。
  • 飾り方のヒント: 実のオレンジや赤に合わせて、深紅のバラや黄色のガーベラなどのお花と組み合わせると、豊かさと可愛らしさがアップします。

第3位:ツルウメモドキ

美しい実をいっぱいつけるので、秋の生け花、花展、リースによく利用されます。

ツル性で、真っ赤な実が群がってつく様子がウメモドキに似ていることから、この名があります。

第4位:雪柳(ユキヤナギ)の紅葉

春に白い花を咲かせる雪柳も、秋には赤みを帯びた美しい紅葉を見せます。細い枝と小さな葉が、繊細で優しい秋の風情を運びます。

  • 魅力: 繊細な枝のラインと、赤褐色への変化。
  • 飾り方のヒント: シンプルな枝ものですが、何本かまとめて生けると、その軽やかなラインが際立ち、空間に動きが生まれます。

第5位:フウセントウワタ

枝先にフウセンのように膨らんだ実をつけるユニークな枝物です。トゲトゲとした見た目がハロウィンシーズンにもぴったり。

  • 魅力: 他にはないユニークな形。時間が経つと実が割れて白い綿毛が出てくるサプライズも。
  • 飾り方のヒント: 個性が強いので、濃い紫や黒っぽい色のお花と一緒に生けると、ミステリアスで遊び心のあるアレンジになります。

枝物をもっと長く楽しむためのプロのコツ

枝物は水が下がりやすい(水を吸いにくくなる)ことがあるため、一手間かけてあげるとさらに長持ちします。

  • 【水切り】 鋭利なハサミやナイフで、水中で斜めに切り口を新しくします。
  • 【叩き】 枝の皮が硬い場合は、切り口をハンマーなどで少し叩いて割ると、水を吸い上げる面積が増えます。

この秋は、ぜひ「枝物」を効果的に使って、お部屋を格上げしてみませんか?あなたのお気に入りの枝物を見つけて、素敵な秋のインテリア空間を楽しんでください。