大切な人への贈り物や、自分へのご褒美に選ぶブーケ。

お花一輪一輪は美しいけれど、「どう組み合わせたらもっと素敵になるんだろう?」と悩んだ経験はありませんか?

実は、ブーケの印象は「色の組み合わせ」で劇的に変わります。

「あの人、センスがいいね!」と言われるような、心惹かれるブーケを作るための配色術を、初心者の方でも実践しやすいよう、いくつかのパターンに分けてご紹介します。

ブーケの印象は「色の組み合わせ」で決まる!

お花を選ぶ際、つい一目惚れした色や好きな色ばかりを選びがちですが、いくつかの色を組み合わせることで、ブーケ全体に統一感や奥行きが生まれ、より洗練された印象になります。

ここからは、具体的な配色パターンを見ていきましょう。

配色パターン①:初心者でも失敗しない!同系色でまとめるワントーンブーケ

色合わせに自信がない方でも、失敗なく素敵なブーケが作れるのが「同系色(ワントーン)」でまとめる方法です。

どんな印象?

シンプルながらも洗練された、上品で落ち着いた印象を与えます。色の濃淡を意識すると、さらに奥深い表情に。

おすすめの組み合わせ

ピンク系:淡いピンクのバラ、濃いピンクのガーベラ、ピンクのトルコギキョウ、赤いバラなどを組み合わせると、優しく可愛らしい雰囲気になります。

ホワイト・グリーン系:白いバラ、白いトルコギキョウ、白いカスミソウに、ユーカリなどのグリーンをたっぷり加えると、清潔感あふれる爽やかなブーケが完成します。

白いお花に、グリーンのヒペリカムやテマリソウなどを足すと可愛いです。

ポイント

全く同じ色ではなく、少し濃淡のある花材を混ぜると、単調にならず動きが出ます。

配色パターン②:元気いっぱいの印象に!ビタミンカラーでつくるブーケ

見ているだけで気分がパッと明るくなるような、明るくポジティブな印象のブーケを作りたいなら**「ビタミンカラー」**がおすすめです。

どんな印象?

太陽のように明るく、元気で活発な印象を与えます。お祝いや励ましの気持ちを込めるのにぴったり。

おすすめの組み合わせ

オレンジ、イエロー、グリーン:オレンジのガーベラ、黄色のひまわりやバラ、アクセントにライムグリーンのカーネーションや葉物などを組み合わせると、見ているだけでパワーがもらえるようなブーケになります。

ポイント

鮮やかな色が多いので、それぞれの花の個性を活かしつつ、全体のバランスを見ながら配置しましょう。

配色パターン③:おしゃれ上級者向け!反対色を合わせるコントラストブーケ

「もっと個性的に、記憶に残るようなブーケを贈りたい!」という方には、「反対色(補色)」を組み合わせる方法がおすすめです。

どんな印象?

お互いの色を引き立て合い、ドラマティックで個性的、かつ非常に華やかな印象を与えます。

おすすめの組み合わせ

青と黄色:青のデルフィニウムやトルコギキョウに、黄色のバラやガーベラを合わせると、互いの色が鮮やかに映え、非常に目を引くブーケになります。

青と黄色は補色です。

補色の組み合わせはインパクトが強いんです。

ウクライナやスウェーデン、パラオ共和国の国旗になっていますね。

赤とグリーン:真逆の色ですが、赤のバラと深いグリーンの葉物を組み合わせることで、情熱的でありながら落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。

赤とグリーンも補色です。

目立ちますよね。

イタリア、ハンガリー、ブルガリアの国旗になっています。

ポイント

色の配分が重要です。どちらか一方の色をメインにして、もう一方をアクセントとして少量加えるのがバランス良くまとめるコツです。

配色パターン④:可憐で優しい雰囲気に!ペールトーンでつくるブーケ

ふんわりと柔らかく、可憐で優しい印象のブーケは、「ペールトーン(淡い色)」でまとめると作れます。

どんな印象?

繊細で優しく、ロマンチックな雰囲気を演出します。ウェディングブーケや、女性への感謝の贈り物にもぴったり。

おすすめの組み合わせ

薄いピンク、クリーム、水色:薄いピンクのバラ、クリーム色のカーネーション、淡い水色のデルフィニウムやブルースターなどを合わせると、夢見るような可愛らしいブーケになります。

グリーンを多めに:淡い色の花材と相性の良いユーカリなどのグリーンを多めに使うと、よりナチュラルで透明感のある雰囲気に仕上がります。

ポイント

全体の色調を統一することが大切です。くすみ系のペールトーンでまとめると、よりアンティークで落ち着いた印象になります。

さらに素敵なブーケに!配色以外のポイント

色の組み合わせだけでもブーケは大きく変わりますが、さらにこだわりたいなら以下のポイントも意識してみましょう。

  • 花の形と大きさ:大輪の花と小花の組み合わせ、丸い花と細長い花など、花の形や大きさに変化をつけると、ブーケに動きが出ます。
  • 葉物の使い方:葉物は花と花の間に空間を作り、ブーケ全体に立体感と奥行きを与えます。グリーンの色や質感も様々なので、花の雰囲気に合わせて選びましょう。
  • 香りの組み合わせ:香りの良い花を組み合わせることで、視覚だけでなく嗅覚でも楽しめるブーケになります。

最後に

いかがでしたか?

今回ご紹介した配色術を参考に、ぜひあなたらしい「センスがいいね!」と言われるような素敵なブーケ作りに挑戦してみてください。

当店では、様々な種類のお花を1本からお選びいただけますので、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけて、あなただけの特別なブーケを作ってみてくださいね。